稲毛コラム
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vol.4 稲毛あかり祭夜灯〜5万人の想いを照らす灯りと願い〜

冬めく霜月・夜の夢

 毎年恒例となった 「 稲毛あかり祭夜灯(よとぼし)」が今年も11月23日(金)・24日(土)に開催されました。
 今回で7回目を迎えるこのお祭りは、灯籠が稲毛の街をゆらゆらとほのかに照らす景色で知られており、今年も昨年を上回る約6000個の灯籠がお祭りの夜を彩ってくれました。
 この灯籠は地元の幼稚園・小学校の子供達や千葉大学の学生達、ボランティアの方々、夜灯実行委員の方々の手作りです。今年は私も灯籠の竹の切り出し作業をお手伝いさせて頂きましたが、とても楽しく有意義で、来年も是非参加したいと思う喜びを覚えました。
 当日は京成稲毛駅近辺に7つの会場を設け、メイン会場となる駅前会場は町内会や地元飲食店の屋台で賑わいました。中央に設けられたステージでは踊りや音楽の祭典が行われ、稲毛の昔を振り返りながら地域の絆を深める素敵なお祭りとなりました。稲毛を大切に想う地元の人々と子供達の笑顔で溢れたこのお祭り、今年はなんと5万人のお客様が訪れたそうです。

夜灯の歴史

かつての稲毛の風景  今から8年ほど前、千葉大学の町おこしグループがこの街の昔の風景を調べたことからこのドラマは生まれます。
 その昔、せんげん通りを下った国道14号線から先は、沖まで続く遠浅の海岸でした。稲毛に住む人々は畑や田んぼを耕しながら、その海岸で海苔の養殖や漁業を営み、また、海水浴や潮干狩りの観光客相手の仕事をする方がたくさんいらっしゃいました。
 収穫が終わり、少し肌寒くなる頃、秋の新月になると月の明かりがなくなって辺りは真っ暗になります。潮が引いて潮溜まりができると、住民の方々はカンテラ(今で言うランプや懐中電灯の役目を果たしたモノ)を持ち寄り、そこに灯りを灯して小エビや小魚・貝などを穫っていました。この漁が「夜灯(よとぼし)漁」と名付けられており、穫れた魚貝を佃煮にしてお正月のお祝いをしていたと伝えられています。
 今では80歳を超える高齢の方にしか知られていないこの夜灯漁の景色を、千葉大学町おこしグループと地元商店街の数人のメンバーが、古き良き時代の街の記憶を現代に伝えたいと夜灯実行委員会を立ち上げ、「稲毛あかり祭夜灯」が生まれました。
 現在ではカンテラは灯籠に姿を変え、稲毛の歴史を絶やすことなく、とても情緒ある新しい風物詩として、いつまでも稲毛の街を灯し続けています。
 最後になりますが、記事と写真の掲載許可をくださいました夜灯実行委員会の皆様に感謝を込めて…。ありがとうございました。



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