稲毛コラム
トップページ稲毛コラム > 潮干狩りへの道しるべの駅から、千葉市内第3位の乗車人数の駅へ

vol.1

潮干狩りへの道しるべ駅

 千葉市稲毛は海水浴場、潮干狩りの場として戦前、満州や九州、四国まで知られていた。この海水浴場の「道しるべ」が稲毛町三丁目に位置する国電稲毛駅である。
 いまから87年前、すなわち日清戦争が始まった明治27年7月、総武鉄道株式会社により市川ー佐原間の汽車が開通した。その五年後の明治32年9月13日に稲毛駅が誕生し、明治40年9月1日には日本政府に買収され国営鉄道となった。
 昭和10年7月1日電車運転開始。戦後の昭和20年前後は、5輛編成電車に女の車掌さんが「ピー」とふえの信号と共に男女同権を示していたなつかしい稲毛駅風景であった。昭和55年頃まで稲毛駅前広場(現西口ロータリー)はわずか30坪、バラックの商店が数件並ぶ町だった。

昭和56年10月1日発行「稲毛駅と快速電車」より抜粋

千葉市内第3位の乗車人数の駅

稲毛駅西口の駅舎。この駅前広場から稲毛海岸まで京成バスが通っていました  昭和35年(1960年)、稲毛駅東口開設促進会の働きかけにより現在の東口が完成します。それまでの稲毛駅には海側の西口改札のみしかありませんでしたが、明治生まれの稲毛駅舎は歴史ある建物として知られていました。(右写真参照。昭和52年頃撮影)
 昭和53年(1987年)の稲毛駅前の区画整理とともに稲毛駅は高架となり、東西の交通に支障をきたしていた「開かずの踏切」からも開放され、稲毛の交通は大きく変わりました。
 その後、故林三蔵氏率いる地元有志の活動「国電稲毛駅快速電車停車促進委員会」により昭和56年(1981年)10月1日、念願の稲毛駅に快速電車が停車、今年で30周年を迎えました。
 東京駅を起点に35.9km、総武線各駅停車と総武線快速の2路線を持ち、現在ではJR東日本管内の一日の乗車人数50,276人(※JR東日本2010年統計)と92位につけ、千葉市内では千葉駅、海浜幕張に次ぐ第3位となる稲毛駅。快速電車が停車した当時、東京駅までは40分という近さに驚いたのもつかの間、現在は30分強という利便性のよいこの稲毛駅は、潮干狩りの駅から東京のベッドタウンの駅にまでなりました。


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